秋月春花ってこんな人!

こんにちは、語学マニアの秋月春花と申します。

勤めていた会社を2021年に退職し、その後はフリーのブロガー・ライターとして活動しています。

昔から語学、中でも中国語に興味があり、大学生の頃には中国への留学も経験!

大学卒業後は中国語を活かした仕事にも恵まれ、中国人顧客の対応や手紙の作成などを務めてきました。

最近は中国語以外の言語についても知りたいなと思うようになり、新しいことに挑戦する意欲に燃えています!

そもそも私がなぜ中国語に興味を持つようになったのか、まずはそこからお話ししていきましょう。

中国語との出会い

私が中国語に興味を持つようになったのは、幼い頃からの母による教育でした。

アジアの国々、とりわけ中国や韓国の人たちを大切にしなさい、と教えられてきたのです。

というのも、母の子どもの頃からの友人には中国籍・韓国籍の方がたくさんいました。

当時は今よりももっともっと外国籍の方への差別が激しかった時代。

正義感の強い母は彼女たちがいじめられているのを見過ごすことができず、よく助けてあげていたといいます。

その経験を踏まえ、「どんなことがあっても、絶対に国籍の違いだけで人をいじめてはいけない」ということを、口酸っぱく私に教えてくれていました。

中国籍・韓国籍の母の友人がよく家を訪ねていたことからも、私が中国や韓国に興味を持つのは自然なことだったのでしょう。

私自身もともと漢字が好きだったという経緯から、高校生になった頃から独学で中国語の勉強を始め、中国語を専門的に学べる大学を志して猛勉強を開始。

結果、志望大学の合格を勝ち取ることができたのです。

ロシア語専攻から中国語専攻へ

希望の大学に合格することはできたものの、それは第一志望の中国語専攻ではなく、私にとってはまったく興味のなかったロシア語専攻への入学でした。

私が勉強したかったのは中国語だったので、ロシア語の勉強には当然ながらなかなか身が入らない毎日。

ロシア語専攻の友人たちが日々語学の鍛錬に励む中、私は1人「中国研究会」というサークルに入部し、そちらでの友人作りや活動に励んでいきました。

そんな中、大学1年生の夏休みを終えた頃、「転学部・転学科試験」という試験の存在を知ります。

これは、自分の所属学科等を2年次から変更できるというものでした。

私は迷うことなく自分の第一志望だった中国語専攻への転学科を決意し、試験に向けて再び猛勉強を開始。

中国研究会で知り合った友人たちにも力を貸してもらいながら日々勉強を重ね、無事に受験を終えることができました。

迎えた合格発表日。

そこに自分の受験番号を見つけることができた私は、歓喜のあまり人目をはばからず涙しました。

2年生になると同時に、私はついに憧れていた中国語専攻の学生としてキャンパスライフを送れることになったのです。

初めての訪中

2年生になり、晴れて中国語専攻の学生となった私は、それまでの分を取り返すように夢中で中国語の勉強に励んでいきました。

この年の夏休みには、中国研究会のメンバーとして訪中することが決まり、私の人生初の中国行きが決定!

よほど興奮していたのか、現地に着いてからの出来事など今となってはほとんど思い出すことができません。

しかし、たった1つだけ、はっきりと覚えていることがあります。

それは、中国に向かう機内でのこと。

自分の語学力を試したくて、たまたま私の隣に座っていた中国人男性に話しかけてみました。

その男性は私の拙い中国語にも根気強く耳を傾けてくれ、私が男性の中国語を聴き取れない時は私が理解できるように何度も丁寧に話してくれました。

夢中で会話をしつつ、あっという間に飛行機は現地の空港に到着。

去り際に彼が言ってくれた言葉を、私は今でも鮮明に思い出すことができます。

「いろいろあったけど、中国と日本はこれから手を取り合っていかなければなりません。日本の若者がこうして中国に来てくれることが本当に嬉しい。ありがとう、ありがとう。」

日本と中国の間に横たわる歴史問題は大きなしこりとして残ってしまっているけれど、それでもこうして両国の未来に想いを託してくれたこの男性のことを、私は一生忘れないでしょう。

留学、そして挫折

私にとって一番大きな挫折は、留学でした。

大学3年生の2月から約1年間、北京大学に交換留学した私。

留学は私の憧れでもあり、そこでの生活は希望に満ちあふれたものと思い込んでいました。

ところが、その夢は見事に打ち砕かれます。

私と同時期に同じ大学から留学した後輩がおり、この後輩の語学レベルが非常に高かったのです。

同大学ということで後輩と一緒に行動する機会もよくありましたが、私たちの語学レベルの差については周囲の中国人から常に比較の対象にされてきました。

もちろん、後輩の語学力に磨きがかかっていたのは本人の凄まじいまでの努力があったからこそですが、私だって自分なりに努力を重ねてきたつもりです。

それでも、どんなに努力しても常に私の一歩先を行っている後輩に対してだんだん苦手意識を抱くようになり、ついには自分の語学力に自信を失うことに・・・。

それからの私は中国人や中国語での会話を敢えて避けるようになり、日本人の友人と日本語で話したり、突然英語の勉強を始めたりしました。

どんなに努力しても追いつけない相手がいることに絶望し、プライドも何もかも打ち砕かれてしまった私は、失意のうちに留学を終えて帰国することになったのです。

社会人として

自分の語学力に対する自信を失ってしまった留学だったものの、中国語への想いを捨て去ったわけではありませんでした。

大学卒業後、いくつかの職を経験する中で幸いにも中国語を使う機会に恵まれたのです。

留学時代の経験から、最初はなかなか胸を張って「中国語ができます」と言えなかった私ですが、中国語圏の顧客と接するうちにだんだん自信を取り戻していきました。

というのも、中国語圏の顧客に私が中国語で話しかけると非常に喜ばれたのです。

「あなたが中国語ができる人で良かった」と声を掛けていただいた時には、こんな私でも誰かの役に立てたことがとても嬉しかったです。

それをきっかけにして、仕事以外でも積極的に中国語を使うようにしました。

たとえば、中華料理店で中国人店員に中国語で話しかけてみる、とか。

中には無愛想な方もいるけれど、ほとんどの方は笑顔で、かつ中国語で返答してくれます。

嬉しくなった私は、少しずつ他の国の言語も知りたいと思うようになりました。

会話ができるとまではいかなくても、せめて簡単な挨拶くらいは覚えたいなと考えたのです。

インド料理店でヒンディー語で「おいしかった」と言ってみた時には非常に驚かれました。

私はこれ以外のヒンディー語は知らないけれど、「たった一言でも自分たちの国の言葉で話してくれて嬉しい」とインド人店員がとても喜んでくれたのを覚えています。

語学は人を笑顔にし、コミュニケーションのきっかけになるんだということを肌で感じた出来事でした。

語学の楽しさを伝えたい

フリーランスとなった現在は中国語を使う機会はめっきり減り、今の私の語学力は恐らく留学時よりも劣っていることでしょう。

どこにでもいそうな平凡な日本人の夫と結婚し、山に囲まれた地域で夫婦2人のんびりと暮らしています(笑)

夫は渡航経験がなく、むしろ海外は怖いと思っているタイプの人間なので、語学とは無縁の生活を送ってきました。

でも、私の留学経験や中国語を駆使した仕事の話を聞くにつれ、だんだん自分も語学をやってみたいと思うようになったそうです。

グローバル化がどんどん進む現代は、もはや語学が必須のスキルといってもいい時代。

  • 語学をやってみたいけど、何から始めたらいいのかわからない・・・
  • 語学って難しそうだし、自分には無理かも・・・
  • 日本から出る予定はないし、語学もやるつもりはない

そんなふうに思っているあなたにこそ語学の楽しさを知ってもらいたいと考え、このブログを立ち上げることにしました。

私は語学そのものが「好き」というだけで、決してその言語を自由自在に操れるわけではありません。

私自身もあなたと一緒に語学を勉強していきたいと考えています。

中国語や英語だけではなく、様々な言語を紹介していく予定なので、語学に興味のある方はぜひお付き合いくださいね♪

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