中国語を勉強している方にとって、その語学力を活かした仕事がしたいと考えるのは自然なことですよね。
中でも、中国語通訳・翻訳は自分の語学力と直結することから、将来的にここを目指したいと考える方は多いのではないでしょうか。
そのためには、通訳・翻訳に特化した資格試験に合格しておくと有利になる場合があります。
そこで、今回は以下の2点について解説。
- 通訳と翻訳の違いって何?
- 中国語通訳・翻訳の資格試験の種類と難易度
将来的に中国語を使って通訳や翻訳の仕事に従事したい方は、ぜひ当記事をチェックしてみてくださいね!
目次
通訳と翻訳の違いって何?
そもそも通訳と翻訳の違いとは何なのか、ここで簡単に整理しておきましょう。
- 通訳:話されている内容を瞬時に理解し、口頭で別の言語に言い換えて伝えること
- 翻訳:書かれている内容を別の言語に書き換えて伝えること
両者ともに共通して求められるのは、やはり高いレベルの語学力です。
話されている、あるいは書かれている内容を別の言語に置き換えて正確に伝えるためには、各ジャンルに関する専門知識と語彙力を豊富に持っておかなければなりません。
また、どちらの仕事も相手がいて初めて成り立つものなので、対人スキルも重要。
通訳の場合は、これらに加えて集中力が求められることに。
音声情報をリアルタイムかつ口頭で訳すためには、話されている内容を瞬時に把握すること、その内容に忠実に訳して伝えることが必要だからです。
翻訳については瞬時に訳すことはないものの、様々な資料に目を通しながら作業をする必要が。
ジャンルに合わせた自然な言い回しができるように、普段から読書などに親しんで表現力を磨いておくことが大切といえるでしょう。
中国語通訳・翻訳の資格試験の種類と難易度
中国語通訳・翻訳の資格試験にはどういった種類があるのか、難易度などと合わせて見ていきましょう。
日本国内で受験できる中国語通訳・翻訳関係の資格試験は、2022年12月時点で主に以下の4つです。
- 全国通訳案内士試験
- CATTI国際試験
- 翻訳実務検定(TQE)
- JTA公認 翻訳専門職資格試験(CPT試験)
1つずつ解説していきますね!
全国通訳案内士試験
主催団体 | 日本政府観光局(JNTO) |
試験日程 | 年1回:筆記試験8月→(合格者のみ)口述試験12月 |
受験地 | メイン会場8都市、準会場2都市 |
受験資格 | 筆記試験:なし、口述試験:筆記試験合格者のみ |
検定料(税込) | 1ヵ国語受験:11,700円、2ヵ国語受験:23,400円 |
公式HP | 日本政府観光局(JNTO) |
中国語通訳・翻訳の資格試験として1つ目にご紹介するのは、全国通訳案内士試験。
訪日外国人旅行者をメインクライアントとする、いわゆる「通訳ガイド」と呼ばれる職業に従事するために必要な資格です。
通訳ガイドは語学に関する唯一の国家資格。
将来的に通訳として活躍する一歩として、ぜひとも取得を目指したいですね。
概要
先述の通り、通訳ガイドは日本国内における語学関連の唯一の国家資格です。
対応している外国語は、英語、韓国語、中国語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語の10言語。
日本政府観光局の発表によると、通訳ガイドとして登録されている人数は2021年4月時点で26,000人とのことです。
ちなみに、同じく観光局のデータによると、2021年の訪日外国人旅行者数の推計値は24万5,900人でした。
コロナ禍などの特別な事情を考慮したとしても、圧倒的に通訳ガイドの数が足りていないことがわかりますね。
当然ながら、コロナ禍が落ち着けば訪日外国人旅行者数が激増する可能性はあります。
通訳ガイドの需要は今後ますます高まっていくと考えていいでしょう。
試験日程と試験形式
全国通訳案内士試験は、年に1回行われます。
筆記試験は8月下旬、北から札幌市、仙台市、東京近郊、名古屋市、大阪近郊、広島市、福岡市、沖縄県の8都市の会場で実施。
年度によっては、上記8都市に加えて新潟市、熊本市が準会場として用意されることも。
試験科目は以下の5つで、回答はすべてマークシート方式です。
- 外国語(英語、韓国語、中国語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語の中から選択)
- 日本地理
- 日本歴史
- 産業・経済・政治・文化などに関する一般常識
- 通訳案内の実務
通訳ガイドは観光のプロですから、日本の地理はもちろん、あらゆる分野に関する知識を網羅的に身に付けておかなければなりません。
筆記試験の合格者のみ、12月の口述試験の受験に進むことができます。
口述試験は面接形式で行われ、筆記試験時に選択した外国語でのやりとりが行われることに。
知識だけではなく、通訳ガイドとしての適性があるかどうかについてもチェックされます。
受験資格
通訳を目指したい方はもちろん、自分の語学力がどのレベルにあるのか知りたい方は、ぜひチャレンジしてみましょう。
口述試験については、筆記試験に合格した方のみが受験できます。
難易度と合格率
全国通訳案内士試験の難易度と合格率についてはどうなっているでしょうか。
過去5年間のデータをもとに、表にまとめました(データは中国語に限定)。
年度 | 2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | 2018年度 | 2017年度 |
筆記・合格率 | 14.7% | 10.8% | 9.4% | 15.5% | 14.7% |
口述・合格率 | 37.3% | 41.4% | 48.0% | 46.9% | 58.8% |
最終合格率 | 7.3% | 6.9% | 6.6% | 7.9% | 10.6% |
筆記試験の合格率がだいたい15%前後であるのに対し、口述試験の合格率は高い数値を叩き出していることがわかりますね。
ただし、双方の試験の最終合格率を見るなら、その割合は10%以下である場合がほとんど。
この数値が物語る通り、全国通訳案内士試験への合格が非常に狭き門であることは間違いないでしょう。
そもそも全国通訳案内士試験は、外国語を含む5つの科目それぞれで設定されている合格基準点をクリアしないと次に進むことができません。
どうしても外国語の勉強だけに重点を置きがちですが、日本に関する科目についても網羅的に学習を進めておくことが大切です。
CATTI国際試験
主催団体 | 中国政府外文局 |
試験日程 | 年2回:5月、12月 |
受験地 | 自宅など(オンライン受験) |
受験資格 | なし |
検定料(税込) | 10,000円 |
公式HP | CATTI国際試験 |
中国語通訳・翻訳の資格試験として2つ目にご紹介するのは、CATTI国際試験。
日中相互通訳・翻訳のプロを目指す方向けに登場した資格で、中国政府が世界共通の資格として公認しています。
将来的に中国語圏の教育機関に留学したい際や、中国語圏とのビジネスなどにおいて大いに役立ってくれるでしょう。
概要
先述の通り、CATTI国際試験は中国政府が世界共通の資格として公認しています。
試験自体はまだ歴史が浅く、2020年に世界55ヵ国で「お試し」の試験が実施されました。
その後、2021年から正式に全世界の受験者に開放されています。
2022年5月末までの情報によると、日本を含め韓国、アメリカ、イギリスなど、74の国と地域ですでに実施されているとのこと。
日本では、まだまだ知名度の低い試験です。
しかし、日中相互通訳・翻訳ができる人材が世界中で求められていることから、今後どんどん受験者が増えていくことは間違いないでしょう。
試験日程と試験形式
CATTI国際試験は年2回、5月と12月に実施。
試験日が近づくと、受験説明会が開催されます。
この説明会では、CATTI国際試験を受験するメリットや資格の活かし方、試験への申込方法や試験内容などについて詳しく解説。
受験予定の方は、ぜひ参加しましょう。
なお、受験説明会および試験は、オンライン形式で実施されます。
受験資格
CATTI国際試験には受験資格が特に課せられていません。
年齢・性別・学歴・国籍など関係なく、どなたでも受験可能!
その代わりとして、オンライン受験に向けた事前準備を受験者各自で行わなければなりません。
カメラ付きPC、カメラ付き携帯電話、ネット環境、マイク付き有線ヘッドフォンを必ず用意しましょう。
受験番号が発行されたら、受験用ソフトのダウンロードと監督用アプリの起動が必要です。
その後、オンラインにて受験環境テストが模擬試験形式で行われることに。
難易度と合格率
級数 | 得点数 | 認定基準 |
E級 | – | 翻訳ツールを使った日中相互コミュニケーション、簡単な翻訳が可能。 |
D級 | – | 翻訳ツールを使った日中相互コミュニケーション、簡単な翻訳が可能。 |
C級 | 60~69 | 中国語の雑誌・新聞を読んだり、中国語のメディア作品を鑑賞できる。 |
B級 | 70~79 | 既知の分野において比較的流暢に日中相互コミュニケーションが可能。 |
A級 | 80~100 | 幅広い分野の専門用語を把握し、流暢な日中相互コミュニケーションが可能。 |
CATTI国際試験は、全員が一律で同じ内容の試験を受けることになります。
そのため、難易度については受験者の中国語レベルによって感じ方が異なるといわざるを得ません。
また、CATTI国際試験には合格率という概念がなく、得点によって取得できる級数が異なります。
E級が最低ランクと設定されてはいますが、これを漢語水平考試(HSK)の級数に換算すると、だいたい4級から5級の間あたり。
HSK4級は中国語を母語とする者と会話ができるレベル、HSK5級は中国語でスピーチができるレベルを想定しています。
つまり、CATTI国際試験のE級でもかなり高度な中国語レベルが求められるということ。
ちなみに、CATTI国際試験のB級、A級は、HSKの最高レベルである6級よりも遥かに上の中国語能力があると設定されています。
日中相互通訳・翻訳のプロとして世界的に活躍したいなら、最低でもB級以上は必要と考えておいたほうがいいかもしれません。
翻訳実務検定(TQE)
主催団体 | サン・フレア アカデミー |
試験日程 | 年3回:1月、5月、9月(2022年度実績) |
受験地 | 自宅など(オンライン受験) |
受験資格 | なし |
検定料(税込) | 早期申込:8,900円、通常:9,900円 |
公式HP | サン・フレア アカデミー |
中国語通訳・翻訳の資格試験として3つ目にご紹介するのは、翻訳実務検定(TQE)。
実務レベルで通用する翻訳力を測るための試験で、サン・フレア アカデミーが主催しています。
試験に合格すると「翻訳実務士」の資格を取得でき、翻訳者として活躍する上で役立ってくれますよ。
概要
TQEが認定する翻訳実務士資格は2019年12月に商標権を取得。
以後、約3,000人の翻訳実務士が誕生してきました。
「原文解釈力」、「訳文表現力」、「専門知識」、「スタイル」の4つの基準をもとに、産業翻訳のプロとしての能力を測るのが試験の目的です。
対応している外国語は英語、韓国語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ロシア語の8言語。
様々な産業分野における翻訳の専門家はまだまだ少ないので、今後受験者が増える可能性は十分にあるといえるでしょう。
試験日程と試験形式
複数のサイトを調査したところ、TQEの試験日程は年度によって異なるようです。
2022年度実績は年3回、1月、5月、9月でした。
すべての言語を毎回受験できるわけではなく、時期によって受験できる言語が異なることにも注意が必要です。
ちなみに、中国語の試験については、2022年は簡体字・繁体字ともに5月のみの実施でした。
試験科目は、8言語(英語、韓国語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ロシア語)の中から1つもしくは複数選択して受験。
受験資格
TQEには、特に受験資格は定められていません。
強いていうなら、TQEは産業翻訳のプロとして活躍したい方向けに生まれた資格。
自分の翻訳力を確認したい方が主な受験者層といえます。
幅広いジャンルに関する知識が問われるのがTQE。
普段から周囲にアンテナを張り巡らせ、様々な情報に触れておくことが大切といえるでしょう。
難易度と合格率
級数 | 得点数 | 認定基準 |
5級 | 50~59 | 現時点で翻訳実務対応は難しいが、努力次第で伸びる余地あり。 |
4級 | 60~69 | 翻訳実務の基礎能力はある。学習と経験の積み重ねで伸びる余地あり。 |
3級 | 70~79 | 改善の余地はあるが、多少の修正で商品になりうる産業翻訳ができる。 |
2級 | 80~89 | 一部改善は必要だが、商品価値のある産業翻訳をほぼ正確に行える。 |
1級 | 90~100 | 商品価値の高い産業翻訳を完璧に行える。 |
TQEは受験者全員が同じ内容の試験を受験し、その点数に応じた級数が取得できる仕組みです。
このうち、サン・フレアの翻訳実務士として登録できるのは3級以上。
限られた期間の中で大量の翻訳をいかに高精度に行えるかがカギとなるため、試験の難易度はかなり高いといえるでしょう。
合格率については、TQEの公式HPに「各回10%未満」とざっくりした表記があるのみ。
複数のサイトの調査結果では、TQEが独自に設定している4つの審査基準(原文解釈力、訳文表現力、専門知識、スタイル)が相当厳しいとの声が。
そのため、すでにプロ翻訳家として活躍している方でも1級の取得は至難の業といわれているようです。
JTA公認 翻訳専門職資格試験(CPT試験)
主催団体 | 一般社団法人 日本翻訳協会(JTA) |
試験日程 | 年4回:3月、6月、9月、12月 |
受験地 | 自宅など(オンライン受験) |
受験資格 | なし |
検定料(税込) | 2,750円~16,500円(受験科目数により異なる) |
公式HP | 一般社団法人 日本翻訳協会(JTA) |
中国語通訳・翻訳の資格試験として4つ目にご紹介するのは、JTA公認 翻訳専門職資格試験(CPT試験)。
翻訳のプロとしての能力があるかどうかを総合的に審査します。
協会から正式に認定を受けた後は、プロフィールや履歴書などに公的資格として記載可能!
翻訳家を目指す方、翻訳家としての実力を試したい方にぜひおすすめの資格です。
概要
CPT試験は、もともと「翻訳技能認定」という名前でした。
これが2008年にバージョンアップされ、現在のCPTとして実施されています。
問われるのは、言語運用能力と翻訳表現技術、文化背景知識と異文化理解力、専門知識と実務能力、IT運用力とサーチ力、マネジメント能力の5つ。
受験できる言語は、英語と中国語の2種類です。
JTA公認の翻訳専門職(CPT)として認定されるためには、次の2つの条件が課せられることに。
- 4科目すべてに合格(2級以上取得)
- 翻訳の実務経験2年以上の実績審査
単に試験に合格するだけではCPTとして認められないのが、CPT試験の辛いところ。
本当に大変なのは合格後からといえそうですね。
試験日程と試験形式
CPT試験は年4回、3月、6月、9月、12月にオンライン形式で実施されます。
受験言語で中国語を選択する場合、課される科目は以下の4つ。
- 中日翻訳文法技能試験/日中翻訳文法技能試験
- 翻訳IT技能試験
- 翻訳マネジメント技能試験
- 中国語翻訳能力検定試験
すべての科目を一度に受験する必要はなく、自分のレベルやスケジュールに合わせて1科目ずつの受験も可能ですよ。
注意すべきは、4つ目の中国語翻訳能力検定試験。
CPT試験とは別の日程で行われることになっています。
また、中国語翻訳能力検定試験は、
- 中日ビジネス一般翻訳能力検定試験
- 日中ビジネス一般翻訳能力検定試験
- 中国語リーガル翻訳能力検定試験
の3つの分野から1つを選択し、2級以上の取得ができればCPT試験の中の4つ目の合格科目として認定される仕組み。
詳細はJTAの公式HPを必ずご確認ください。
受験資格
CPT試験には、これといった受験資格は定められていないのが特徴。
翻訳に特化した資格なので、受験者層としては将来的に翻訳家を目指したい方、自分の翻訳の実力を知りたい方が必然的に多くなります。
しかしながら、翻訳と関係ない人が受けてはいけないということではありません。
就活や転職活動のために1科目だけを受験して合格を狙う方もいらっしゃいます。
難易度と合格率
級数 | 認定基準 |
5級 | 日本語力もしくは中国語力そのものの見直しが必要。 |
4級 | 中文和訳レベルから脱却の必要性。 |
3級 | 翻訳に関する基本的な素養は身に付けている。 |
2級 | 改善の余地はあるが、プロレベルの翻訳力がある。 |
1級 | プロと認められるだけの十分な翻訳力がある。 |
CPT試験は全員一律で同じ内容の試験を受験し、得点に応じたグレードで合否が判定される仕組み(2級以上が合格)。
従って、試験を難しいと感じるかどうかについては人それぞれ感じ方が異なります。
残念なことにJTAでは受験者データが一切公開されておらず、合格率から難易度を分析するのは難しいのが現実。
複数のサイトの調査結果では、「1回の試験で認定者が出るのは1人程度」、「TOEICやTOEFLの高得点者でも2級以上取得は難しい」といった声が挙がっていました。
「80%以上の得点率で合格」という表記も見つけましたが、どれも公式HPに記載がないこと。
ネットの情報だけに惑わされず、自分にできうる限りの対策をして試験に臨みたいですね。
まとめ
通訳と翻訳の違いは何か、中国語通訳・翻訳の資格試験の種類や難易度について解説してきました。
通訳とは、話されている内容を瞬時に理解し、口頭で別の言語に言い換えて伝えること。
翻訳とは、書かれている内容を別の言語に書き換えて伝えることです。
両者ともに高い語学力、コミュニケーションスキルが求められることに。
全国通訳案内士試験で取得できる資格、いわゆる「通訳ガイド」は、日本国内における語学関連の唯一の国家資格。
選択した外国語以外にも日本の地理・政治・経済・文化など、あらゆる分野に精通している必要があります。
筆記試験、口述試験の最終合格率が例年ほぼ10%以下であることから、合格はかなり狭き門であるといえるでしょう。
CATTI国際試験は、中国政府が公認する世界共通の資格試験。
まだ歴史の浅い試験ですが、すでに74の国と地域で実施されており、今後受験者が増大していく可能性があると考えられます。
活躍のフィールドを世界に広げていきたい方に向いている資格ですね。
翻訳実務検定(TQE)は、主催団体のサン・フレアに「翻訳実務士」として登録を目指せる資格試験。
あらゆる産業分野に関する翻訳に特化していることから、取得するとビジネスで大いに役立てられるでしょう。
試験は限られた期間の中で大量の翻訳をいかに高精度に行えるかがカギとなる、かなり難易度の高い内容となっています。
JTA公認 翻訳専門職資格試験(CPT試験)は、プロの翻訳家としての能力があるかどうかを総合的に判断するもの。
CPTとして認定されるためには、4科目すべてに合格(2級以上取得)した上で、翻訳の実務経験を2年以上積む必要が。
合格への道が難関であることは想像に難くないですが、その後の実務経験も重要であることから、むしろ合格してからが大変といえるかもしれません。
将来的に中国語通訳・翻訳を仕事にしたい方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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